車の塗装に傷が…補修する手段は2通り

障害物との接触や衝突により、塗装表面に傷や剝がれが生じることは珍しくありません。

塗装の傷や剝がれは見栄えが悪くなるだけでなく、ボディの金属部分を腐食させる恐れがあるため速やかな補修が重要です。

車の塗装を補修する手段としては、大きく分けて以下の2通りがあります。

業者に補修を依頼する

ディーラーや板金塗装業者などの業者に依頼すれば、専門的な知識と技術を持ったプロによる補修を受けることができます。

小さく浅い傷からヘコミを伴う深い傷まで、高い技術力と専用の設備で幅広く対応してもらえます。

市販の傷消しアイテムを使ってDIY補修を行った場合よりも費用はかかりますが、確実にきれいな仕上がりで元通りに近い状態へと戻す手段としては最適です。

DIY補修を行う

小さく浅い傷であれば、DIY補修で対処が可能な場合があります。

詳細は後述しますが、DIY補修に使用する傷消しアイテムは様々な種類があるため、傷の状態やボディカラーに合わせて慎重に選ぶことが大切です。

業者に依頼した場合と違い失敗のリスクが伴いますが、費用は500円～数千円程度と安く抑えることができます。

 

車の塗装補修を依頼できる業者の種類と費用

車の塗装補修を業者に依頼する場合、「どこに依頼できるのか？」「費用はいくらかかるのか？」といったポイントが気になる方は多いことでしょう。

ここでは、塗装補修の依頼が可能な業者の種類と費用の相場をご紹介いたします。

業者の種類

車の傷修理に対応している主な業者は、以下の通りです。

・ディーラー ・板金塗装業者 ・カー用品店 ・ガソリンスタンド

メーカーの正規代理店であるディーラーは、そのメーカーにおける車種について熟知したスタッフが対応してくれます。

補修作業は純正品を使用するためクオリティの高さにも期待ができますが、そのぶん費用が高くなりやすいことに注意が必要です。

車の塗装や板金を専門的に行っている板金塗装業者は、傷の状態や予算に合わせて柔軟に対応してくれる点が魅力です。

ただし店舗や技術者によって技術力に差があるため、初めて依頼する場合は依頼先を浸透に選ぶ必要があります。

カー用品店やガソリンスタンドは、店舗数が多く「補修したい」と思ったらすぐに利用できることがメリットです。

他の業者より費用が比較的安いことも魅力ですが、店舗によっては複雑な作業を要する補修作業は対処できない可能性があります。

業者に依頼する場合の費用相場

塗装補修を依頼する際にかかる費用は、塗装が劣化した範囲やパーツによって異なります。

例えば10cm×10cm程度の傷ができた場合、パーツごとにかかる費用の相場は以下の通りです。

パーツ	費用
バンパー	・フロント：15,000～34,000円程度 ・リア：18,000 ～32,000円程度
フェンダー	・フロント：30,000～52,000円程度 ・リア：40,000～54,000円程度
ドア	・フロント：35,000～58,000円程度 ・リア：40,000～54,000円程度

なお、同じ傷でも業者によって費用が異なる場合があるため、複数の業者から見積もりを取って比較することをおすすめします。

 

　【アイテム別】車の塗装をDIYで補修する方法

DIY補修を行う場合、使用するアイテムによって補修の手順が異なります。

ここでは、アイテム別のDIY補修方法を解説いたします。

タッチペンで補修する方法

細いペン先でピンポイントに補修が可能なタッチペンは、浅く小さな傷の対処に適しています。

タッチペンで補修をする手順は、以下の通りです。

1　洗車で汚れを落とし、シリコンオフで脱脂する

2　傷の周辺をマスキングテープで保護する

3　タッチペンで傷口に点を打つように塗料を埋めていく

4　乾燥させてから塗り重ねる

5　塗り重ねを数回繰り返し、傷口が塗料で盛り上がったら1週間程度自然乾燥させる

6　乾燥したら耐水ペーパーで傷口が平らになるまで削る

7　表面をコンパウンドで研磨して作業完了

コンパウンドで補修する方法

爪で撫でても引っかからない傷や、水で濡らすと目立たなくなるような浅い傷はコンパウンドによる補修が適しています。

コンパウンドで補修をする手順は、以下の通りです。

1　洗車で汚れを落とす

2　スポンジまたは柔らかい布を水で濡らし、コンパウンドをつける

3　コンパウンドを傷に沿って優しく撫でるように擦る

4　水でコンパウンドを洗い流し、傷が目立たなくなっていれば作業完了

スプレーで補修する方法

スプレーは、浅く広範囲にできた擦り傷などの補修に適したアイテムです。

ボディカラーと同じカラーコードのスプレーを使い、以下の手順で補修を行いましょう。

1　洗車で汚れを落とし、シリコンオフで脱脂する

2　傷の周辺をマスキングテープで保護する

3　傷口を耐水ペーパーで磨く

4　傷口に塗料下地・スプレー・クリアー剤の順で塗布する

5　塗装した部分と本来のボディ部分の境目にぼかし剤を塗布して作業完了

 

車の塗装補修が必要になるタイミング

車の塗装補修はどのような場合に必要となるのでしょうか。

塗装補修が行われる理由としては、以下のようなシチュエーションが多く見受けられます。

・障害物との接触により傷やヘコミができたとき ・ボディに強い衝撃が加わり塗装が剥がれたとき ・紫外線や酸性雨などのダメージにより塗装が劣化したとき

車の塗装は様々な外的要因で傷んだり色褪せたりしますが、その中でも「強い衝撃による塗装の剥がれ」は早急に対処することをおすすめします。

塗装のクリア層・カラー層だけでなく、下地層まで剥がれて金属部分が露出するとそこから水分や汚れが侵入します。

そのまま放置を続けると水分や汚れが金属部分に錆びを生じさせ、徐々に周囲へと広がっていきます。

本来は簡単な補修作業で済む傷だったはずが、放置により大掛かりな補修作業を要する事態となりかねないのです。

 

違和感なく車の塗装補修をしたいなら、プロに任せたほうが安心！

車の傷に対する補修や塗装には「経験」「テクニック」「知識」「判断力」などが求められます。

例えば塗装で重ね塗りを行うにあたって、どれくらいの厚さで何回塗り重ねるべきなのか、どのタイミングで重ねていけば良いのか、瞬時に判断ですることは困難です。

塗装ひとつとっても、知識がない素人の方と毎日さまざまな車の塗装を仕上げてきたプロとでは経験・テクニック・知識・判断力などに大きな差が生じます。

軽い傷でもプロではない方が行うDIY補修には、色ムラができてしまった、ザラザラになってしまった、サビが発生してしまった…などと失敗に陥るリスクが常に隣り合わせとなるのです。

「元通りにしたい」「キレイに仕上げたい」といったように品質を重視されるのであれば、キズの程度（場所、範囲、深さなど）に関わらず、プロに任せた方が賢明です。

また、DIY補修の失敗により傷の状態が悪化したとなれば結果的に再補修するための費用が高くついてしまいます。

DIYはあくまで“応急処置”に過ぎません。市販の傷消し剤で傷を目立たなくすることはできても、ベース層まで露出していればサビが発生し、塗装の内側などで腐食が進んでしまいます。

上記のことを考えると、車についた傷の補修・塗装はできるだけ早くプロの手を借りて修復することが望ましいのです。

 

カーコンビニ倶楽部株式会社のキズへこみ直しは、早い、お得、キレイ！

キズの補修・塗装費用は業者によって異なります。技術力にも差があるため、依頼先は慎重に選ぶことが大切です。そこでおすすめしたいサービスが、「カーコンビニ倶楽部のキズへこみ直し」です。

カーコンビニ俱楽部では独自に開発した技術・ツール・工法を用いて、板金から塗装、仕上げの磨きまでスピーディかつハイクオリティな補修をご提供しております。

実作業にかかる時間の短縮、独自工法による高効率化などの影響で、作業にかかるコストを大幅に削減することが可能となりました。

その成果を“低価格”という形で、お客様に還元できることになったのです。参考までに料金例をご紹介します。

車種	色	傷の場所	傷の種類	大きさ	料金例
国産車	赤	ボンネット	線キズ	10cm×10cm	33,000円〜
国産車	銀	リアフェンダー	すりキズ	10cm×10cm	26,400円〜
国産車	黒	トランク	サビ	10cm×10cm	34,100円〜
輸入車	白	フロントドア	線キズ	10cm×10cm	30,800円〜

※上記は概算です。正確な見積もりはお近くのカーコン店舗にてご確認ください。

車の色は一台一台、微妙に異なります。その車の色を「正確に」確認し、データを元にして「その場で」「最適な色」を作り出すことができます。

本塗装の前には試し塗りで微調整を行いますので、その車が持つ本来の色を忠実に再現することができます。

車のキズの補修・塗装にお困りの方、DIYが不安な方は、ぜひカーコンビニ倶楽部株式会社の「カーコンビニ倶楽部のキズへこみ直し」サービスをご利用ください。

「カーコンビニ倶楽部のキズへこみ直し」についての詳細はこちら。

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