車のすり傷はコンパウンドで補修可能?使い方や注意点をご紹介
2023年03月26日
愛車の傷を自分で対処するとなると、コンパウンドによる補修が一般的です。しかし、どんな傷でもコンパウンドによる補修が可能なのでしょうか。
ここでは、コンパウンドの使い方や注意点、コンパウンドでは消せない車の傷の対処法などをご紹介します。
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車のすり傷の補修に便利なコンパウンドとは?
車の世界でコンパウンドというと、一般的に研磨剤を指す言葉です。
液体やペースト状になっていますが、車に使用するためのサンドペーパーのようなものと考えていただけるとわかりやすいのではないでしょうか。
サンドペーパーの表面にある研磨剤がオイルなどの薬剤に合わせられたもので、車のボディについた傷を目立たなくするために使用されます。
サンドペーパーにも目の粗さが色々あるように、コンパウンドにも様々な粗さのコンパウンドが用意されています。
傷の深さや大きさ、好みの仕上がりの質感などによって粒子の大きさを使い分けます。
コンパウンドで車の傷が消える仕組み
コンパウンドは先述したとおり、研磨剤です。
コンパウンドでの傷消しとは、コンパウンドで傷とその周囲を研磨することによって傷を目立たなくするというものであり、傷そのものを埋めて消すわけではありません。
コンパウンドで傷の周囲の塗装面を削り取ることになるので、最小限の範囲で修理することが大切です。また、クリア層を超えるような深い傷はコンパウンドのみでの修理は難しいといえるでしょう。
コンパウンドの種類と選び方
コンパウンドを使い分けると言っても、具体的にどのような選び方をすれば良いのでしょうか。
以下よりコンパウンドの「粗さ」「タイプ」「ボディカラー」ごとに存在する種類の特徴と、それに適した使い方をご紹介いたしますので選ぶ際の参考にしてみてください。
目の粗さで選ぶ
先述の通りコンパウンドは紙やすりと同様、目の粗さが複数存在します。
粗さの種類とそれぞれに適した使い方は以下の通りです。
・中目
比較的粒子が荒く、研磨力が強いタイプです。
効率良く作業することができますが、磨く対象によっては傷が残ってしまうこともあるため注意しましょう。
主に荒れた塗装面の肌落とし、深めの傷消し作業に用いられます。
・細目
中目よりも粒子が細かいタイプで、一般的に片目のウールバフで浅い傷や研磨後の調整に使われています。
また、水垢やサビを除去する際にも適したタイプです。
・極細目、超微粒子
細目タイプでの調整後に仕上げとして使われるタイプです。
中目や細目タイプで研磨した際に付いた傷を消す効果にも期待できます。
・艶出し
粒子が非常に細かいタイプとなっており、研磨後の艶出しや磨き上げに用いられることが多いです。
コンパウンドのタイプで選ぶ
コンパウンドにはリキッドタイプやペーストタイプといった形状の違い、水性・油性といった性質の違いもあります。
・リキッドタイプ
やや粘度のある液体状のコンパウンドです。
広がりやすいため広範囲にわたる作業を行う際も均等に塗ることができ、ムラなく磨きやすいことが特徴となっています。
ただし、使用する商品によっては薬剤が飛び散りやすく乾燥が早いため、素早く作業する必要があります。
・ペーストタイプ
チューブやボトルに詰めて販売されているペースト状のコンパウンドです。
粘度が高いため、横向きや上向きの研磨作業に適しており様々な場所に使いやすいことが特徴です。
その反面、広がりにくいため広範囲に塗布する場合は磨きムラが生じる可能性もあります。
また、固まりやすい性質のため開封後は早めに使い切らなければなりません。
・水性
研磨力が高く、効率的に作業を行うことができるタイプです。
主成分が水のため粘度が低く、拭き落としやすいという特徴もあります。
ただし研磨の際にカスが出やすく、しっかりと研磨しなければ磨き残しが目立ちやすくなります。
・油性
比較的研磨力が弱いので、丁寧に磨きたい箇所への使用に適しています。
ワックスや艶出し剤が含まれているため短時間できれいに仕上がる他、磨き残しのある部分も傷が目立たなくなるという点が特徴です。
ただしこの場合は溶剤が傷を埋めることで一時的に磨き残し部分が目立たなくなるだけなので、仕上げ時にシリコンオフなどを使うと逆に傷が目立ってしまう可能性があります。
ボディカラーで選ぶ
車の塗装は、カラーによって異なる成分が含まれていることはご存知でしょうか。
可能な限り塗装を落とさず研磨したい場合、カラーによって粒子の粗さを使い分けると良いでしょう。
以下はカラーの系統ごとに適したコンパウンドの例となります。
・薄いカラー(ホワイト、シルバー、ベージュなど):超微粒子タイプ
・濃いカラー(ブラック、レッドなど):濃色超微粒子タイプ
コンパウンドを使った車の傷補修は自分でできる?
コンパウンドを使った車の傷補修は自分でできないわけではありません。その際のメリットやデメリットも解説します。
コンパウンドを使った傷補修は初心者でもできないわけではない
コンパウンドを使った傷補修は、特別な道具を必要とするわけではないので、初心者でもできないわけではありません。
カー用品店に行けば専用スポンジなど必要なものが付属しているコンパウンドを購入できます。
記載されている手順通りに補修を行えば、初心者や女性でも簡単に傷消しができます。インターネットで初心者におすすめの商品を検索すると良いでしょう。
初心者向けにコンパウンドの使い方を丁寧に説明している場合もあります。
コンパウンドを使ったセルフ補修のメリット
安価に補修ができる
コンパウンドを使ったセルフ補修の最大のメリットはコスト面にあります。
1,000~2,000円前後の手頃な価格で購入できるので、業者にお願いするよりはコストを抑えて傷補修ができます。
都合のいいタイミング
さらに、業者に足を運ぶ手間も考えると、忙しくて時間のない方にとって、コンパウンドを使ったセルフ補修は手軽であるといえます。
週末や休日を使って、自分のタイミングで作業することができます。
コンパウンドを使った傷補修の際には、洗車をしっかりと行う必要があります。その際に愛車の状態を確認することができるので、メンテナンスも同時に行うことができるでしょう。
自分で傷補修を行って、愛車がきれいに蘇ると、愛着がさらに深まるかもしれませんね。
コンパウンドを使ったセルフ補修のデメリット
コンパウンドでは隠せる傷と隠せない傷がある
初心者でも比較的簡単に傷補修が行えるとはいえ、注意しないと失敗してしまうことがあります。例えば手順通りに作業を行ったにもかかわりなく、傷がきれいに隠れない場合です。
実はコンパウンドで隠せる傷と隠せない傷があります。
傷が深い場合や広範囲にわたる場合は、コンパウンドを使っても傷を隠しきれません。
傷の状態をうまく見極めることができればいいですが、判断を誤ると状態を悪化させてしまうリスクもあります。
ボディ以外に付着すると傷や変色の原因になる
また、作業中にコンパウンドがボディ以外の箇所に付着すると、傷や変色の原因になる場合があります。
手軽なキズ補修の方法ではありますが、慎重に行う必要もあります。
コンパウンドの種類が多くてどれを選べばいいか分からないなど、自分で行うにはハードルが高いと感じる場合は、失敗のリスクも考えて最初から業者に依頼するのがいいかもしれません。
車のすり傷の補修方法!コンパウンドの使い方や注意点
実際にコンパウンドを使って修理する前に、正しい手順を確認しておきましょう。誤った方法で修理に臨むと、かえって車を傷つける恐れがあります。
また、予め以下の道具を揃えておきましょう。
・コンパウンド
・スポンジ
・クロスなど柔らかい布
・マスキングテープ
・洗車道具一式
・ワックス
①事前準備
まずはボディ以外の場所へコンパウンドが付着しないよう、マスキングテープで保護しておきます。
樹脂製樹脂製パーツなどにマスキングテープを貼り付けましょう。
なお、事前にマスキングテープを貼り付ける場所を洗ってホコリや油分を落としておくことをおすすめします。
ますマスキングテープは粘着力が弱いため、ホコリや汚れが付着したまま貼り付けると剥げやすくなってしまいます。
貼り付けの際は、マスキングテープを上から指でなぞってしっかりと密着させることが大切です。
テープの下に隙間ができていると、そこからコンパウンドが入り込むことがあります。
②洗車・鉄粉除去
コンパウンドを使用して車についた傷を修理するときには、事前に洗車しておくようにしましょう。
車は一見きれいに見えても、空気中の塵や埃、小さな石などが付着しています。そのまま磨くと余計に傷を増やすことになりかねません。
また、ボディにはブレーキなどの際に生じる鉄粉も付着しています。
洗車で落ちないほど固まっている場合、トラップ粘度や鉄粉除去剤などのアイテムを活用して鉄粉を除去しましょう。
③コンパウンドを使って磨く
コンパウンドを研磨剤の粒子の大きさ別に数種類用意し、使い分けるとよりきれいな仕上がりになります。
まずは細かい粒子のコンパウンドから、それでも傷が消えないようであれば、だんだん粒子の大きいものにしていくといいでしょう。
最後の仕上げには、艶出しとして最も粒子の細かいコンパウンドを使用して優しく磨き上げてください。
傷が目立たなくなり磨き終わったらそのままにせず、必ず柔らかいウエスなどでコンパウンドをふき取って終了です。
④ワックスでコーティングする
磨き作業を終えたら、補修した面のコーティング処理としてワックスをかけます。
コンパウンドで磨いた後、補修面は塗装による保護層が薄くなっているため塗装が剥げやすくなっています。
ワックスによるコーティングは、デリケートな状態の補修面を保護するために必要な作業なのです。
保護層の薄い補修面を放置すると、空気や水分に触れてボディの劣化へと繋がります。
また、コーティング処理は一般的に数ヶ月で効果がなくなってしまうため、定期的なメンテナンスを心がけましょう。
コンパウンドで車の傷を消す時のポイント
コンパウンドで磨く際のコツ
複数の種類のコンパウンドを使用するのであれば、スポンジもコンパウンドの種類と同じ数を用意してきちんと使い分けることが大切です。
スポンジは濡らしてから固く絞り、少量のコンパウンドを取って傷とその周囲に置くように優しくなじませます。
磨く際には基本的に傷と平行になるようにスポンジを動かすのがポイントです。
この時、決して円を描くようには磨かないでください。新たに目立つ傷がついてしまったり磨き上がりにむらが出たりする原因になります。
また、傷だけ集中して磨いてしまうと逆に傷が浮き上がって目立ってしまいます。
自然になじむように、傷の周辺も様子を見ながらやさしく磨くようにしましょう。
「リバース研磨の法則」とは?
自分でコンパウンドを購入して傷補修をする際に、リバース研磨の法則を試してみましょう。この法則は、コンパウンドのパッケージに記載されている場合もあります。
基本的にコンパウンドは3種類の目の粗さに分かれています。メーカーによって呼び方は異なりますが、傷消し用で最も粗い「細目」、仕上げ用の「中細」、超鏡面用の「極細」といった感じです。
通常は「細目」「中細」「極細」の順番で仕上げますが、リバース研磨の法則では「極細」からはじめます。その後「中細」「細目」で傷消しを行い、「中細」「極細」の順で仕上げます。
リバース研磨の法則は、通常に比べて手順が多くなりますが、ボディに不要なダメージを与えることなく、よりキレイな仕上がりが期待できます。
スポンジやクロスは多めに用意する
コンパウンドの種類を変える時は、スポンジやクロスも交換しましょう。
粗目のコンパウンドを使用したクロスでそのまま細目のコンパウンドを使用すると、クロスに残った粗目のコンパウンドが塗装面にこすりつけられることになり、予期せぬ傷が付いてしまいます。
コンパウンドの種類の枚数に加え、数枚の予備があるとより安心です。
車のすり傷の補修にコンパウンドが使えるケース、使えないケース
車についた傷なら何でもコンパウンドが使用できるわけではありません。コンパウンドが使用できるのは、ごく浅い傷のみです。
車のボディは何層にもなっていますが、基本的にコンパウンドが使用できるのは一番表面の艶の部分、クリア層の傷か塗装面、ボディカラーの色だけの傷のみとなります。
白やグレーなどのボディカラーではない色が見えている場合は、その傷は塗装面より奥にある下地層や樹脂層にまで達している可能性があるので、コンパウンドでの自己処理は危険です。
下地面に達した傷をコンパウンドで磨いてしまうと、傷の周りの塗装まで剥がしてしまうことになり、傷が拡大します。樹脂層にまで達してしまうと板金作業が必要になるなど、複雑な修理が必要になるからです。
そのような深い傷を放置してしまうと下地層や樹脂層にまで雨や埃、砂利などが入り込みさびてしまうなど、かなり大きなダメージを負うことになりかねません。深くまで達した傷は必ず専門家の手に委ねるようにしましょう。
プロの作業工程を知りたい方はこちらを参考にしてください。
コンパウンド以外の傷消しアイテムも紹介!
コンパウンド以外にも車の傷消しアイテムがあり、傷の状態によって使い分けることができます。
ワックス
ワックスは車の細かい傷を隠すのに効果的です。
研磨剤入りの半練りタイプは、柔らかくて塗りやすく一度磨くと効果が長続きします。
研磨剤に抵抗がある場合は、固形タイプのワックスを使用することができます。
いずれの場合も細かく小さな傷にしか効果がありません。また研磨剤入りの場合は磨き過ぎて傷を増やすリスクがあります。
タッチペン
タッチペンは飛び石などにより小さな傷が付き、塗装が剥がれてしまった際に効果的な傷消しアイテムです。
車のボディカラーと同じカラーを選び、すぐに作業ができるメリットがあります。
サビ落としなど丁寧な下処理を行うことで、効果を長持ちさせることも可能です。
ただし広範囲な傷には向いておらず、ただタッチペンで傷をなぞるだけだと効果が得られない場合もあります。
パテ
コンパウンドやタッチペンでは補修できない小さなヘコミ傷は、パテを使って目立たなくすることができます。
ペースト状、粘土タイプ、耐熱性のあるものなど、傷の状態や修理箇所に合わせて選ぶことができます。
ただし油分を落とすなど下処理を丁寧に行わないと、パテが剥がれてしまうので注意が必要です。
スプレー
ボディカラーと同じ色のスプレーを使うことで、広範囲の傷を目立たなくすることができます。
手軽で簡単そうではありますが、下処理などの手間がかかることや、塗りムラができてしまうリスクもあり、難易度が高い方法でもあります。
さまざまな種類の傷消しアイテムがあり便利ですが、失敗すると傷を悪化させたり修復が難しくなったりすることもあるので注意しましょう。
確実にキレイに傷補修をしたければ、プロに任せるのが安心です。
コンパウンドや傷消しアイテムで消せない傷の対処法
さまざまな種類の傷消しアイテムがあり便利ですが、失敗すると傷を悪化させたり修復が難しくなったりすることもあるので注意しましょう。
確実にキレイに傷補修をしたければ、補修のプロである業者に任せると安心です。
業者による補修は専用の機材を使うため、一般の方が手作業で行うよりも仕上がりが美しくなるというメリットがあります。
また、自分では気が付きにくい傷も見落としなくチェックしたうえで、適切な処理を施してくれます。
傷消し=板金塗装を依頼できる業者の例としては、以下の通りです。
ディーラー
ディーラーは整備や修理、点検、車検など車の関するすべてのメンテナンスが依頼できます。
コンパウンドで消せない傷に関してももちろん受付してくれますが、一般的にディーラーでは板金塗装に関しては提携の専門業者に外注するスタイルを取っています。
ディーラーの信頼性に関わるため確実な技術力のある業者と提携し仕上がりに関しては期待できますが、日数がかかりがちであり、費用相場は高額になります。
カー用品店やガソリンスタンド
整備や車検が依頼できるカー用品店やガソリンスタンドでは、板金塗装も依頼できる場合もあります。
しかしその場で修理するのではなく、ディーラー同様板金塗装業者に依頼するのが一般的です。
ただし、どの店舗でも板金塗装の受付をしているわけではありません。
費用相場としてはディーラーよりも抑えられるケースが多いようです。
板金塗装専門業者
コンパウドで消せないような大きな傷、深い傷などを任せるのであれば車や傷のへこみ修理の専門家といえる板金塗装の専門業者がおすすめでしょう。
独自のノウハウを構築していることが多く、きれいな仕上がりが期待できます。また、ほかの業者では対応できないような特殊なカラーにも対応可能な店舗がほとんどです。
なお、外注費が省けるので費用相場は比較的抑えられ、直接依頼できる分時間も短い傾向があります。
コンパウンドで消せない車の傷の修理費用の相場
コンパウンドで消せない傷の修理を業者に依頼した際の修理費用の相場の例として、カーコンビニ倶楽部の「キズ・へこみ直し」の料金をパーツ別・塗装の種類別にご紹介します。
フロントバンパー
パール | メタリック | その他(ソリッド) | |
10cm×10cm | 16,500~37,400円 | 16,500~31,900円 | 14,300~27,500円 |
10cm×20cm | 16,500~40,700円 | 16,500~33,000円 | 14,300~29,700円 |
10cm×30cm | 18,700~40,700円 | 16,500~34,100円 | 15,400~29,700円 |
20cm×20cm | 22,000~41,800円 | 16,500~34,100円 | 16,500~30,800円 |
リアフェンダー
パール | メタリック | その他(ソリッド) | |
10cm×10cm | 44,000~59,400円 | 34,100~49,500円 | 26,400~41,800円 |
10cm×20cm | 45,100~60,500円 | 34,100~49,500円 | 27,500~42,900円 |
10cm×30cm | 47,300~62,700円 | 36,300~51,700円 | 28,600~44,000円 |
20cm×20cm | 49,500~64,900円 | 39,600~53,900円 | 30,800~46,200円 |
フロントドア
パール | メタリック | その他(ソリッド) | |
10cm×10cm | 38,500~63,800円 | 34,100~53,900円 | 30,800~42,900円 |
10cm×20cm | 39,600~64,900円 | 35,200~55,000円 | 30,800~47,300円 |
10cm×30cm | 44,000~64,900円 | 39,600~57,200円 | 33,000~48,400円 |
20cm×20cm | 49,500~66,000円 | 44,000~60,500円 | 35,200~49,500円 |
ボンネット
パール | メタリック | その他(ソリッド) | |
10cm×10cm | 49,500~72,600円 | 44,000~62,700円 | 33,000~52,800円 |
10cm×20cm | 51,700~71,500円 | 46,200~63,800円 | 35,200~55,000円 |
10cm×30cm | 56,100~72,600円 | 50,600~67,100円 | 39,600~56,100円 |
20cm×20cm | 60,500~73,700円 | 55,000~70,400円 | 44,000~57,200円 |
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