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店舗リポート

「当たり前のことを当たり前に」。この自信があるから、ブレないでいられる。

コイドリペアリング
所在地 東京都大田区西馬込2-30-5
オープン 2001
スタッフ 4名

代表取締役 古井戸 武 氏 古井戸 明 氏

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法人営業に軸足を置き、そこから広げていく。


東京都大田区西馬込。国道1号線に面して、有限会社コイドリペアリングは立地しています。「1958年に自動車産業の門をたたき、ブローカーとして働いてきました。ひょんなことから東京コカコーラの役員とパイプを持ち、一時期はかなりの売り上げを上げたのですが、厳しい時代を迎え、店舗を閉めようと思ったこともあります」と話すのは代表取締役の古井戸武氏。

もともと同店は東京コカコーラの車両の鈑金に関しては、優先的に回してもらえるという安定基盤がありました。しかし、配送車両がリースに変わると、収入源も絞られてきました。

社長が店を閉めようと思った時、それを思いとどまらせたのは、息子である明氏の存在でした。明氏がこう語ります。「父はメカニック上がりの営業です。私は父の仕事を鈑金職人というかたちでサポートしていましたが、現状を打破するために、生まれてはじめて営業として動かざるをえませんでした」。

明氏は武代表取締役に2つのお願いをしたそうです。1つは、カーコンビニ倶楽部に加盟して欲しいということ。そしてもうひとつは、会社を立て直すために、1年時間が欲しいというものでした。

営業にテクニックはない。「当たり前のことを、当たり前に」。


サービスメニューを自分で撮影して、わかりやすく紹介

元鈑金職人でもある明氏が振り返ります。

「職人には職人の理屈があります。でも、それは屁理屈です。お客様に対面する立場に立つと、すべてに優先されるべきはお客様の意向です」。

明氏は営業を始めるにあたって何十冊もの営業関係の本を読みあさったといいます。また、仕事を貰いたくてヘコヘコしたこともあると自嘲気味に話してくれました。しかし、それで状況は変わらなかったと言います。そうした経験から辿り着いたのが、「当たり前のことを、当たり前に」という信念です。

「良いものは良い、悪い物は悪い。若いお客様には任意保険に加入しないのだったら車は売らないと言えるようになりました。こうすることによって、確実にお客様からは古井戸明個人を気に入ってもらえるようになりました」。(明氏)

同店の従業員は4名。社長と明氏、そして鈑金1名、塗装1名という構成です。このメンバーで月の入庫台数は30~40台。多いときには50~60台になるそうです。その多くは法人営業、または関係者からの紹介によるもの。「当店では飛び込みでいらっしゃる個人は水物。それよりは法人営業、紹介に重きを置いて取り組んでいます」。

営業を始めた当初、一人もいなかった明氏の顧客。しかし、明氏の努力は確実に結果に結びつきました。

「カーコンビニ倶楽部という統一ブランド」が必要だ。


こだわりの「WAKO’S」製品が並ぶ

同店が立地する国道1号線沿いは、競合店も多い激戦区。多くの見積もり客も訪れます。しかし、明氏には気になる点も多いそうです。

「インターネットの普及は世の中の利便性を高めました。同時に、すべてが価格というかたちで比較対照され、その差違やサービスの質にまで気が付かないのではないでしょうか?」。(明氏)

特にエンジンオイルやオートマチックトランスミッションフルードなどに有名ブランドの商品を推奨する同店では、価格面では不利な立場に置かれます。

「実際に見積もりのお客様の中には、他店はこういう見積もりだったが、お宅は幾らでやってくれる?という人もいらっしゃいます。そういう場合は、他店の見積もりを見ずに、カーコンの見積もりシステムで見積書を作り、修理内容の説明をしたうえで、判断はお客様に委ねています」。(明氏)

若干の価格差よりも「統一ブランド:カーコンビニ倶楽部」としてサービス品質や仕上がり保証など、信頼感、付加価値を高めたいとする明氏。カーコンブランドがより明確な基準を持ち、個店によって価格差、サービス差が無くなることは、加盟店すべてにメリットが生まれるのではと、カーコンの今後の取り組みに期待しています。



街に自然の潤いを与える鉢植えを配置

観葉植物のおとなりにはカーコンのティッシュをさりげなく

モニターの側面にはお客様へのサインディスプレイを設置





取材:2012年04月16日