店舗リポート

お客様に愛される企業でありたい。“もろコミ”でお客様との関係を広げる。

カーコンビニ倶楽部 石原自動車ボデー 高崎観音山店
所在地 群馬県高崎市八千代町4-5-7
オープン 2000年
スタッフ 9名

代表取締役 梅山 琢男 氏

石原自動車ボデー 高崎観音山店の詳細はこちら

“強い会社”を創りたい

創業以来、お母様が書き溜めた顧客ノート。その中には、顧客とのつながりの歴史が記されている
創業以来、お母様が書き溜めた顧客ノート。その中には、顧客とのつながりの歴史が記されている

「ディーラーのお仕事をいただき鈑金塗装一筋に努めてきた」会社がカーコンに加盟したのは2000年。仕事を発注してくれていた中古車ディーラーが店を閉めたのがきっかけでした。2004年に修行を終え、代表取締役に就任した梅山 琢男氏が当時を振り返ります。

「父の時代は鈑金職人の時代。その中で鈑金一筋に生きてきました。私は同業他社で修行させてもらうことで鈑金はもとより整備の目線も持つことができました。外から自店を見ることで自分が社長になったら、①仕上がりにこだわること、②お客様との約束事は絶対守ること、③お客様を迎え入れる環境を整えるという目標ができました。

梅山代表取締役が修行を経て代表取締役に就任した2004年以降、予てから構想を膨らませていた目標達成に集中しました。同時に梅山代表取締役が掲げた企業理念はこうでした。

「大きな企業でなくてもいい。強い企業を創りたい」

二代目社長はお父様の時代より、少しでも進化させたいと考えたのです。

 「10年先、20年先にもお客様に愛される会社づくりを常に考えています」(梅山代表取締役)

小さな改善を繰り返しながら、同店は今ではキズへこみ修理をコンスタントにこなす店舗となっています。

“もろコミ”でお客様に提供するサービスを広げる

雨風に強いターポリン幕を壁面いっぱいに掲出し、ドライバーや通行客に“もろコミ”を強力にPRする
雨風に強いターポリン幕を壁面いっぱいに掲出し、ドライバーや通行客に“もろコミ”を強力にPRする

梅山代表取締役にとってこの13年間はひたすら「当たり前のことを当たり前にする」ことを目標に努力を重ねてきました。

「おかげさまで鈑金塗装のお客様は安定しています。しかし、いついかなる時でもお客様のお役に立てるようにと心掛けています」(梅山代表取締役)

そのためにもお客様に提供するサービス領域を広げようと努力しています。その1つが“もろコミ”です。

実際、オーバーヒートの整備に訪れたお客様に、今後の車検での修理箇所、ベルトの交換等の予測等を伝えたところ、“もろコミ”の契約に至ったこともあるそうです。

「“もろコミ”の魅力はスピーディーな見積づくりにあると思います。お客様の目の前で1ヵ月のリース料をすぐに提示できる。本業である鈑金塗装の労力を削ぐことなくお客様のお困りごとに応えられることも魅力です。そのお客様とは今後7~9年間、信頼関係のあるおつきあいができます」(梅山代表取締役)

お客様の満足度を高めるためにTポイントも導入している同店。女性客はほとんどのお客様が使用し、ポイントを貯めているようです。

「これも“強い会社”になるための一環です。お客様の利便性を向上させ、お客様に愛される会社になると考えています」(梅山代表取締役)

“プチ感動”をお客様に

鉢植えを路面に面してレイアウト。通行人の心も和む
鉢植えを路面に面してレイアウト。通行人の心も和む

同店は出会ったお客様に好印象を持っていただくために、ある事をしているそうです。

「スタッフには“プチ感動”を提供しようと言っています」(梅山代表取締役)すごく元気の良いあいさつでも良い、「ありがとうございました」の後に印象的な一言を付け加えても良い、修理箇所以外で目に付いたキズについてはサービスでタッチペン補修をする。ちょっとしたことがお客様に驚きや感動を提供します。

「忙しくても、楽しく、やりがいのある職場にしたい」と頑張る梅山代表取締役の姿を先代のお父様はにこやかに見守っています。


代表取締役になったことを契機(2004年)にリフォームしたという店内。「床も自分で貼った」と梅山社長
代表取締役になったことを契機(2004年)にリフォームしたという店内。「床も自分で貼った」と梅山社長
店舗独自に制作したリーフレット。業務をメニュー化したことにより既存顧客から車検等の受注も拡大した
店舗独自に制作したリーフレット。業務をメニュー化したことにより既存顧客から車検等の受注も拡大した





取材:2017年12月14日