店舗リポート

今こそ、マイスター認定ショップ
の称号で信頼と安心を示す

カーコンビニ倶楽部 米子南店
所在地 鳥取県米子市目久美町258
オープン 2014年
スタッフ 20名

米子南店の詳細はこちら

加藤武蔵 店長

指すのは地域ナンバーワン集客

車販からガソリンスタンド、鈑金、保険まで、トータルカーライフをサポートする有限会社田中が運営するカーコンビニ倶楽部「鳥取北店」は、鳥取市の東部に昨年9月にオープンしました。同社は、鳥取県米子市にガソリンスタンドを併設し、鈑金の自社工場を持つカーコンビニ倶楽部「米子南店」を10年前の2014年にオープン。2011年にオープンした島根県松江市のカーコンビニ倶楽部「松江商店」と合わせ、3店のカーコンショップを展開しています。また、鈑金工場を備えた「米子南店」は、昨年カーコン工法マイスターを取得し、マイスター認定ショップの称号を得ています。

新たにオープンした「鳥取北店」がカーコンビニ倶楽部としてスタートした理由とは。果たしてどんな店を目指しているのか。加藤武蔵店長にお話を伺いました。
「当店が鳥取市の東部にオープンした理由は2つ。一つは『米子南店』とは100km以上も離れており、商圏がまったく違うこと。2つ目は、鳥取市東部に、これまでカーコンビニ倶楽部の店が一軒もなかったことです。しかも、フランチャイズの形で鈑金を行なっているショップはほとんどなく、ディーラーさんも全部下請けの工場に依頼している状況でした。周りに競合店がいない、そこにチャンスがあると考えたのです」
加えて、全国約700店近くの加盟店を持つカーコンビニ倶楽部のデータの豊富さもカーコンに拘った理由なのだそうです。
「常に情報を求めていかないと苦しくなって行くのは目に見えています。カーコンに加盟していれば他店の情報も入ってくるし、それを受けて本部が、『だったら、こういう風にした方がいい』というのを考え、提案してくれます。しかも、数多あるFCの中でもカーコンのデータ集めや分析の能力は際立っており、そのデータによってショップとしても販売を含めて戦略の判断がしやすくなります。だから、新店舗もカーコンと手を組んでやって行った方がいいよね、ということになったわけです」

明るく広々とした店内で目立つように工夫したカーコンの大きなポスターは、この地域唯一のカーコンショップをアピールしています。
明るく広々とした鳥取北店の店内は、カーコンの大きなポスターでこの地域唯一のカーコンショップをアピール。お客様やスタッフの動線を考慮し、配置を何度も修正したそうです。

規のお客様は圧倒的にWeb から。修理事例紹介が大きな武器になる

「鳥取北店」はまだオープンしたばかりですが、鳥取東部の拠点として、またカーコンの鈑金修理の窓口業務を担うサテライト店としてもすでに人気を集めています。
「鈑金の新規のお客様は、Webを通してお申し込みをいただくことが多く、電話で問い合わせていただく場合もWebを見て、というケースがほとんどですね」
Webからのお客様が多いことから、若いお客様が多いのかと想像してしまいますが、20代から60代まで老若男女問わず、幅広い年代のお客様が訪れるそうです。
「スマホが95%以上普及している時代ですからね。年齢に関係なく車を擦ってしまったり、ぶつけて鈑金が必要な状況になったら、まずはWebで探したり、情報を集めたりするのだと思います」
加藤店長は新店舗をオープンしてすぐに、そのネットを使ったカーコンの修理事例紹介に力を入れて取り組み始めたと話します。
「販売などと比べて鈑金は緊急性が高いので、認知されていれば新規のお客様を比較的集客しやすいと思います。『ちょっとぶつけてしまった』というお客様は、まずWebで調べて店を探します。その際に、修理事例紹介が大きな武器になることを『米子南店』で経験して、よく分かっています」「米子南店」では修理事例紹介に本格的に力を注ぎ始めたとたん、あっという間に検索数が1.5倍に跳ね上がったのだそうです。
「その成功事例を踏まえ、この新店舗がオープンしてすぐに取り組みました。もちろん、鈑金工場のある『米子南店』と連携する形になりますが、LINEを使って、『作業が始まりました』、『作業が終わりました』という画像とコメントをお客様に流すということもやっていて、それをカーコンのHPにも載せています。お客様に言葉で説明するよりも、その違いを見ていただくことの方が数倍説得力はある。お客様を呼び込む強力な武器になっていると思います」
ビジネスに役立つ心理学としてよく用いられる「メラビアンの法則」によれば、視覚情報は、言葉による情報よりも8倍も優先されるそう。修理事例紹介は、まさに「百聞は一見に如かず」の諺を活かした戦略なのです。

広々としたピットは、様々なサービスとサービスに準ずるキャンペーンの実施を可能にしています。
オイルやタイヤ交換のサービスを行なう整備ピットは広々としていて、オイル無料のキャンペーン特典も実施しています。

り信用と信頼のあるショップを目指しマイスター認定ショップに

加藤店長は、「鳥取北店」がオープンする前は、「米子南店」でフロント業務を担当し、鈑金のお客様から直接話をうかがって受注を受けることも多かったそうです。その「米子南店」は、昨年、鳥取県初のカーコン工法マイスター認定ショップに指定されています。なぜ、マイスター認定ショップの称号に拘ったのか。その理由を尋ねると、こう答えてくれました。
「某大手企業の不祥事事件以来、私たちの業界は大きく揺れました。そんな中で、カーコンビニ倶楽部としてお客様に来店していただくことが増えているのは、カーコンの名前が全国的に知られていて、安心できるFCショップとして広く認知されている結果だと思います。しかし、そんな時だからこそ、より信用と信頼のあるショップを目指さなければならないという思いが高まりました。お客様に信用と信頼の置けるショップであることを客観的に示すためにも、高くて厳しいハードルを越えなければ認められない『マイスター認定ショップ』の称号が必要だと考えたのです」

カーコンのブランド力・集客力をフルで活かすため、幹線道路沿いに巨大な目立つ看板を設置しています。
カーコンのブランド力は絶大。幹線道路沿いに巨大な看板を設置し、遠くからでも目立つようにしています。

より大切にしているのは笑顔

地域で集客ナンバーワンの店を目指すと宣言する加藤店長が、何より大切にしているのは「笑顔のある店」だと言います。
「土地柄もあると思いますが、ここの地域の方たちは料金より大事にしているものがある気がします。例えば、電化製品でも大手量販店をそれほど利用しないで地元の電気屋さんとの付き合いを大切にしています。頼みやすさや話しやすさ、心から笑顔になれることが、この街では欠かせないのです」
ちょっと寄っただけのお客様にもおいしいコーヒーを淹れてサービスしているそうですが、それも「ちょっと相談したいからコーヒーでも飲みに行こうかと、頭に浮かべてもらえる店にしたいから」だそう。その接客の心遣いがリピーターを増やすことに繋がるのは間違いありません。

取材:2023年12月25日