店舗リポート

最北東にあるカーコン店として 頼られる店舗づくりを欠かさない。

カーコンビニ倶楽部 ライズファクトリー
所在地 北海道釧路市文苑1-10-21
オープン 2003年
スタッフ 2名

ライズファクトリーの詳細はこちら

安井光久 氏

域密着を大切にした店舗運営

貴重な自然が広がる日本最大の湿原で有名な創路。加盟店の中で最も北東に位置する厳冬の地で、カーコンの石板を灯すのがライズファクトリーです。
運営するのは仲の良い夫婦の二人。夫であり、代表を務める安井光久氏に15年間、営業を続ける秘訣をお訊きしました。
「開店した頃は約20万人だった釧路市の人口ですが、今は17万人まで減少しました。
ですから常にあらゆる年齢層のお客様のお役に立ち、地元の方々が来店しやすい店舗づくりを心がけています」
車に関するお困り事は全てお任せいただけるようにと、地元の新聞やフリーペーパーに広告を掲載。少しでも多くの方々に同店を知ってもらう努力は惜しみません。
地元のラジオ局である"FMK しろ"では、週2回のペースで30秒のCMも放送しています。
その効果のおかげで、新規のお客様が半分近くを占めるそうです。
「若い大学生の方や女性お一人のお客様にも来店いただけるのは嬉しく思っています」(安井代表)
5年前には店舗をリニューアル。白を基調とした締華な店内に、千客万来を呼び込む愛くるしい猫がお出迎えする同店。誰もが気軽に来店しやすく、どんな事でも相談しやすいアットホームな雰囲気が、地元で長く営業を続ける秘訣のようです。

夫婦二人三脚で店舗運営をしているライズファクトリーさん!猫ちゃんもいます‼
夫婦二人三脚で店舗運営をしているライズファクトリーさん!猫ちゃんもいます‼

「もろコミ」に注力し続けていく

完全な車社会である前略では、高齢の方でも足がわりに車は必須です。同店にも還暦を超えたお客様が多く来店されるとのこと。
老若男女を問わず中のニーズが高い地域なので、買い替えにも積極的です。
そこで昨年の4月から、もろコミの取扱いを始めた同店。エリア特性的に、様々なお客様から引き合いがあるそうです。
「セカンドカーと考えて来られるお客様が一番多いですが、ご家唯一の車として検討される方も少なくありません。
当日らしく長年、四輪駆動の大きな車に乗ってこられたお客様が、高齢になったことを理由に軽自動車への乗り換え希望も多いです」(安井代表)
地域密着店として、鈑金以外のサービスも多く取り扱っている同店。
その中でも、もろコミは料金体系などサービス内容が電話なので、扱いやすいといいます。
「ボーナス期以外は毎月の支払いが一定。しかも最短7年で車が自分のものになる。残価設定も無く、後のトラブルを気にすることもありません」
セールスポイントが多いので今後も、他のサービスより優先的に力を入れ続けていくと安井代表は意気込みます。

お客様が気楽に待てるようカフェのような印象の店内!
お客様が気楽に待てるようカフェのような印象の店内!

てのお客様へ全力でお応えする

道東にあるカーコンは2店のみ。最北東に位置する同店ならではのエピソードを安井代表が教えてくれました。
「長年、ご愛顧いただいていたお客様が転勤で根室へ引越されました。しかし、その後も当店までお越しいただいています。
往復距離は約250キロ、4時間以上の行程です。
鈑金店なら根室にもあると思いますが、当店まで来店いただくお気持ちに何時も100%でお応えしています」
夫婦で対応する店舗ゆえに、物理的な限界はあります。だからこそ、できることは必ずやり切る、と安井代表は言葉に力を込めます。
もう一つ、興味深いエピソードを語ってくれました。
「父親の車で釧路まで来て、ぶつけてしまった女性が来店されました。明日までに帰宅しないといけないとのお話で、徹夜で直したことがあります。大変、喜んでいただけました」
二人だけの店舗だから不可能なことがあるとは思われたくない、と安井代表は話します。
夫帰だからこそ、常に同じベクトルを向いて二人三脚で歩んでいける。
そんな二人へ、地元のお客様が旅行先のお土産を届けてくれることも。15年に渡り築かれた確かな信頼が、同店の繁栄を支えています。

夫婦で一人一人、お客様に丁寧に説明していました!
夫婦で一人一人、お客様に丁寧に説明していました!

仕上がりに自信の高い技術力は多くのお客様からの信頼の証し仕上がりに自信の高い技術力は多くのお客様からの信頼の証し

取材:2018年6月28日