山陽自動車道の福山東ICから国道182号線を北に走り、国道486号線と交わる交差点を右折して井原方面に向かう道路沿いに店舗を構えているのがカーコンビニ倶楽部スーパーショップ「ピュアオート」です。
19年前に大赤字を抱えた状況でカーコンビニ倶楽部に加入することを決断。その結果、１年間で約300件ずつ依頼数が増えて行く右肩上がりの人気店に、2015年にはカーコンビニ倶楽部のスーパーショップにも認定。「みんなに、『あんたは運がええねぇ』とよく言われるんです」と愛好を崩すピュアオートの小林昇治社長にお話を伺いました。
「ピュアオートを開業したのは1998年。開業してすぐに店の前の道路で下水道工事が始まり、それが１年間続きました。店の入り口辺りにも工事用の壁ができて、お客様が店に入れない状態が続き、大赤字になってしまいました。お客様もパッタリ来ないし、どうしようかと困っていた時にカーコンビニ倶楽部加入の話しが舞い込んで来たわけです」と小林社長。
加入費用や新規営業などのこともあり、採算が取れるのかという不安もあったそうですが、近くに他のカーコンビニ倶楽部の店ができてしまうのも困るという懸念もあり、当時は火の車の経営状態でしたが、思い切って加入する決断をしたそうです。「そのとき惚れたのがカーコンのUVで瞬時に固まるパテ。ヒーターで何時間もかけて乾かすやり方に限界を感じていたので、これに惹かれました。その決断が結果的に良かった。カーコンならテレビCMもやっているから宣伝効果が期待できますし、実際、そこから経営が右肩上がりになり、新規のお客様が驚くほどドンドン増えましたからね」

「カーコンビニ倶楽部」の看板に頼るだけではなく、お店の評判を良くするために最大限の努力をしてきたと小林社長は話します。
「何があっても納期を守る、値段を安く抑える、満足できる丁寧な仕上がりにこだわりました。だから、人の2倍も3倍も働きましたね。現在、3800件を超えるご依頼のデータがPCに入っていて、半分ほどがリピート依頼になっていただけました。お客様を大事にして、リピーターを増やして満足してもらうことが何より大切だと思っています」
　スーパーショップの認定を受けてから、反響はどうだったのでしょうか。
「インターネット経由でのお問い合わせが増えました。うちの店で鈑金実績が年間700件以上あるのは、福山市では群を抜いていると思いますね」と、小林社長は笑顔で話します。
「将来を見据えた戦略では、常務の発案でキャンピングカーや介護福祉車両の整備に力を入れていることと、カーコンカーリース「もろコミ」をはじめとする新車販売が挙げられます。キャンピングカーや福祉車両は、事故や壊れたときにディーラーに持って行っても手に負えないことが多いので、自店でそうした車両のメンテナンスのエキスパートになれば、将来的にお客様への満足度につながると考えています」（小林社長）
　カーコンカーリース「もろコミ」は、「お客様のご依頼につながる、魅力的な商品」だと小林社長は言います。「もろコミ」を主に担当している小林晃常務にその販売戦略について伺いました。

「『もろコミ』の一番の魅力は、残価が残らないことだと思います。来店されるお客様は、他社のカーリースを見て回ってきたお客様が多いのですが、その中でよく気にされるポイントが、残価がどれだけ残るのかを不安視されていることと、他では走行距離制限が短い点ですね。『もろコミ』は残価がなくて、走行距離制限も月間2000km。残価も走行距離も気にせず乗れることを説明すると、お客様は安心されるようです。車検代や自動車税を気にされる方も多いので、支払いは月々の金額内にコミコミになっていることも、みなさんが魅力的に感じるポイントだと思いますね」（小林常務）
「もろコミ」は、車検やメンテナンスで9年間お客様とのお付き合いができる優れた商品だと小林常務も話します。
「もちろん、もっと販売に力を入れて行きたいですし、販売力アップのアプローチの仕方を色々持っておきたいとも考えています。しかし、だからと言って、『ゴリ押しは』すべきではないと思います。メリットもデメリットもきちんとお客様に確認していただいて、お客様に納得して選んでいただくことが大切。それがうちの販売スタイルです」
何よりお客様を大事にすることを一番に考える。それが「スーパーショップ ピュアオート」の人気の秘密なのです。