店舗リポート

ビジョンとチームワークで“人材”を育てる。軽自動車特化店舗の確かな自信。

カーコンビニ倶楽部 リバティ伏見店
所在地 京都府京都市伏見区横大路下三栖宮ノ後39
オープン 2007年
スタッフ 21名

代表取締役 蓮尾 耕司 氏

リバティ伏見店の詳細はこちら

専門特化が生きる道だった

鈑金塗装は年間約6,000台に対応。塗装ブースも複数設置されている
鈑金塗装は年間約6,000台に対応。塗装ブースも複数設置されている

山紫水明(さんしすいめい)と称えられる豊かな自然と1200年の悠久の歴史に育まれた歴史都市・京都。この美しい古都の景観を守るため、京都では建築物等のデザイン基準が設定されています。写真を見ていただくとわかる通り、(株)リバティ伏見店もその基準に対応した店舗です。

(株)リバティは、グループ全店で年間約8,000台の新車、中古車を販売する店舗です。伏見店は同グループの3号店として2015年にオープンしました。代表取締役の蓮尾 耕司氏に店の成り立ちを伺いました。

「20年前に中古車販売店をオープンさせ、今ではスタッフ総数230人を抱える規模のグループを創り上げることができました。ただ、自分の目標はまだまだ上に設定しています」

(株)リバティと言えば軽自動車に特化し、お客様の広い認知を獲得しています。その理由を蓮尾代表取締役はこう答えます。

「私たちの店はどこにでもある中古車屋でした。このままでは埋没してしまう。何でもいいから地域でNo.1の店舗になりたかったのです。No.1になれば、お客様が見に来てくれます。そこから新しい可能性が広がっていきます」(蓮尾代表取締役)

現在、(株)リバティグループは、軽自動車のプロフェッショナルというイメージづくりに成功しています。専門特化を目指した店づくりが大きく花開いているのです。

「軽」販売のプロが期待する新メニュー

商談アイテムの中に「もろコミ」の資料を入れ、お客様の認知を高める
商談アイテムの中に「もろコミ」の資料を入れ、お客様の認知を高める

蓮尾代表取締役は、「軽」へのこだわりをこのように話します。

「現在、クルマ市場は大きく変わってきていると感じています。高齢者は年齢を考慮して小さなクルマに乗り換えていますし、女性は小回りの効く軽自動車を選ぶ方も多いです。そして何より、以前と比べて軽自動車のクオリティが非常に上がっています。環境に優しいというイメージも商品魅力を後押ししているのではないでしょうか」

その市場に新たに投入されるカーコンカーリースもろコミ(以下、もろコミ)に関してもお話を伺いました。

「7、8年前から、『クルマは所有する時代から使用する時代に変わる』と言われてきました。カーシェアリングやレンタカー、カーリースが脚光を浴びてきたのです。しかし、現場にいる私は『まだ早い』と感じていました。お客様のリースに対する受容性ができたと感じてきたのは最近のことです。携帯電話の“月々定額プラン”など、お客様が月々定額の支払いを当たり前と考える風潮が一般化してきています。こうした文化が根付いた今、もろコミはこれから盛り上がっていくと考えています」(蓮尾代表取締役)

軽自動車に特化し、お客様のニーズをよく知る蓮尾代表取締役ならではの経験と勘が働きます。

毎日の習慣で“人材”を育てる


会社がここまで大きくなってきたのはスタッフ、とりわけ新卒社員の存在が大きいと話す蓮尾代表取締役。採用についてのお考えを伺いました。

「はじめは中途採用をしていました。しかし、業績が拡大したのは、10年前に新卒採用に切り替えてからです。新規採用のスタッフには目標を持つことの大切さや、人としての考え方や生き方の教育から始めます」

新卒採用により、企業全体の若さと、協力してチームで“人材”を育て上げる文化が定着したと言います。

ビジョンを掲げ、その実現に向かって全社員が取り組む社風。こうした現場の力を礎に、同社は、より高い目標に向けて邁進しています。


京都の景観条例に対応した伏見店の看板
京都の景観条例に対応した伏見店の看板
カーコンファサードステッカーは内貼りが可能なため、景観条例に該当しない
カーコンファサードステッカーは内貼りが可能なため、景観条例に該当しない
きれいに整理整頓された店内。色調も統一感がある
きれいに整理整頓された店内。色調も統一感がある




取材:2017年1月27日