店舗リポート

基本は1日1台。お客様の'わがまま'に応えるテクニカル店舗

カーコンビニ倶楽部 藤森本郷店
所在地 愛知県名古屋市名東区藤森2-279
オープン 2013年
スタッフ 1名

テクニカルアドバイザー 廣瀬 雅高 氏

藤森本郷店の詳細はこちら

富裕層が集まる名東区で開業

高級住宅地が多い名東区。近隣住民の方や、関係各社の理解を得て、開業に至った
高級住宅地が多い名東区。
近隣住民の方や、関係各社の理解を得て、開業に至った。

愛知県名古屋市の中でも高級住宅地と言われる名東区。落ち着いた雰囲気の街の、バス通りに面した店舗が藤森本郷店です。テクニカルアドバイザー(以下、TAと略)の廣瀬雅高(ひろせ まさたか)氏が開業の経緯を話してくれました。

「ここ名東区は名古屋市内でも高級住宅地と言われています。ですから、出店するのなら名東区にしたいという想いは強くありました」

店舗の出店に際しては、近隣住民にも視察に来ていただき、関係各社のご理解を得て開業。それが2013年のことでした。

廣瀬TAは17歳で整備業界に入り、鈑金業に身を転じて38年間仕事を続けてきました。自らのことを「根っからの職人」と言います。「当初、人と話すのは苦手だったものの、今ではお客様と向き合い、お客様のためになることを提案し実行しています。お客様とお話しすることが楽しいとすら思えてきました」(廣瀬TA)

このお店を訪れるお客様のお悩みは千差万別。豊富な技術知識を背景に、お客様に的確なアドバイスをすることに誇りを持っています。

一人のメリットは、すべてを自分で決められること

お客様と商談する店舗スペース。必要なものがコンパクトに収められている
お客様と商談する店舗スペース。
必要なものがコンパクトに収められている。

着実にリピーターが増えてきている同店。その秘密を廣瀬TAは、こう話してくれました。

修理は自分がしたいことをするものではありません。お客様がどうしたいかを把握し、与えられた条件下で最善の対応を取ることと考えています」

現在は一人で運営していますが、一対一でお客様にどう喜んでいただけるか日々考えています。

「一人でやるメリットはすべてを自分で決められることにあります。お客様の愛車をなるべく早くお返しするにはどうしたらいいか、どうすれば予算内に収めて最も効果を高められるかを重視しています」(廣瀬TA)

長きにわたり修理に携わってきたことから廣瀬TAには様々な経験値があります。その知識を活かして、最善の方法をお伝えしています。

「他店では話さないようなことまで言ってしまいます。お客様にウソを言うのが嫌なので、駆け引きのようなことができないのです。儲けにはなかなかつながりませんが…」(廣瀬TA)

その結果、お客様からは鈑金以外にも電話がかかってくることも多いそうです。

「鈑金塗装には直接関係の無いことでもリピーターさんからお電話をいただきますね。パワーウインドウのモーターが動かなくなったとか、エンジンから異音がするとか色々です」(廣瀬TA)

お客様と同店との距離が近いことを想起させるエピソードです。同店は、お客様との密なる会話を通じて信頼を積み重ねているのです。

1日1台。精魂込めて取り組む

同店のピット内に掲出されたスケジュール表には予定がびっしり書かれています。しかも、その多くが1日1台。その理由を廣瀬TAが話してくれました。

「入庫されたお車は、なるべく早くお戻ししたいと考えています。理想的には即日戻しです。もちろん修理内容によってはもっとお時間をいただくこともあります。しかし、愛車をいち早く戻したいという気持ちは変わりません」(廣瀬TA)

予定された車両以外にも突発的に持ち込まれる車両もあります。若干のアイドルタイムも考えて構築したのが1日1台のリズムだったのです。

 この作業を陰で支えるのは、カーコンクリア。同店では積極的に活用しています。

「やはり作業時間の短縮が魅力ですね。通常のクリアだと塗装して、乾燥するまでかなりの時間がかかるのですが、カーコンクリアは半分から1/3の時間で済みます。結果、作業効率が上がりますので、空き時間を使って突発的な修理にも対応できます」(廣瀬TA)

お客様一人一人と話し合い、1日1台の修理に誠心誠意取り組む。廣瀬TAが長年かけて積み上げてきた修理リズムです。住宅地周辺に立地する店舗として独自の特長を打ち出しながら、今日も一心に仕事に取り組んでいます。






窓辺のコーナーを活用した商談スペース
窓辺のコーナーを活用した商談スペース
壁面を使って廣瀬TAの趣味をさりげなくアピール
壁面を使って廣瀬TAの趣味をさりげなくアピール

取材:2016年5月18日