店舗リポート

チームで夢を実現する。オープン当初から変わらぬ接客品質がその原動力。

カーコンビニ倶楽部 (株)ワカマツ自動車
所在地 鹿児島県鹿児島市小松原1ー18ー1
オープン 2000年
スタッフ 28名

代表取締役 若松 伸一 氏 取締役会長 若松 利秋 氏 専務取締役 若松 悦子 氏

(株)ワカマツ自動車の詳細はこちら

原点は、カーコンだった


表彰実績は多数。周囲から評価される店舗であることの表れ

今も活発な火山活動を続ける鹿児島県の桜島。その活動は自然の驚異であるとともに、力強い生命力を感じさせてくれます。桜島から湾を挟んで対岸にあるのがカーコングランプリ2015で店舗運営部門の最優秀賞に選ばれたワカマツ自動車です。 取締役会長の若松利秋氏が話します。

「カーコンの創業当時、来店型のニュービジネスであるカーコンには大きな魅力を感じました。それまで私たちは車販中心の店舗でしたが、スタッフ数名と『絶対カーコンを成功させよう』と夢を語り、それを実現してきました」

「現在、私たちは鈑金塗装をはじめ、車検、ロードサービス、車販(ルノー新車ディーラー)、保険など、クルマに関する様々なサービスを提供しています」

また、同店ではTVCFやラジオ番組の提供、ラジオのスポット広告を展開し、「クルマのことは何でも相談して欲しい」と、存在感をアピールし続けています。

「来店していただいたお客様に心からの接客をすることが当店のルールです」

(伸一代表取締役)

接客がリピーターをつくる


店内には小物等の販売スペースもあり、ほっとできる部分も確保

お客様には全社員が「いらっしゃいませ」と笑顔で迎えます。接客をする上で心掛けている点は、①キビキビとした動作、②明るいご挨拶、③三歩以上は駆け足で移動、というルールの徹底。店内のお花、お茶の提供などを含めて、同店のおもてなし文化を今も尚、支えるのが専務取締役である若松悦子氏です。

「お客様は入ってきた瞬間に、その店の印象を決める」と考える同店は、店舗内でお客様が快適に過ごせるよう配慮をしています。こうした努力の積み重ねが信頼につながり、リピーターが増えていくのです。心からのおもてなしは、お客様満足度の向上に結びついています。

同店は、お客様との会話で修理内容が大きく変わってくることも多いそうです。その理由を伸一代表取締役が説明します。

「鹿児島は立地条件から部品の流通が他所よりも1日余分にかかります。待ち時間を考慮して、普通なら部品の交換をするところを修理に変えてなるべく早く納車して欲しいというお客様も多数いらっしゃいます」

気持ちのいい接客に加え、親身になったお客様との会話や作業内容。同店のおもてなしの根底には、お客様との円滑なコミュニケーションがあります。

整備、鈑金、車販、すべての部門でISO9001を取得し、チーム全員で支え合う


社屋の壁面に表記されるISO9001。品質イメージを高める

「毎日の朝礼を重視し、現状の修理状況や当日の予定等を全社員で情報共有してします」(伸一代表取締役)

この基本は定例化しながらも、様々な局面において業務プロセス(過程)をマニュアル化し、経営陣の判断がなくてもその次の対応が取れるようにしています。品質マネジメントシステムISO9001は、お客様にご満足いただける製品、サービスのプロセスに関する規格です。鈑金、ロードサービス、車販など、それぞれの業態ごとにISOを取得しています。

担当審査員からは「全部門でISOを取得し、それを維持することはかなり大変ですよ」と言われたとのことですが、そこは有言実行の文化がある同店のこと、しっかりと取得に結びつけました。

カーコンの創業当時から、「自分一人では何もできない。だからこそ、家族や社員を大切にし、ともに支えていきたい」(利秋会長)と努力を重ねてきた同店。「共に夢を語り、実現していく」ことを大切にする社風を持ち続けています。今尚、新しい夢の実現に向けて邁進しています。



社員が同じ目標を持ち努力する。意識統一がやりがいの原動力





取材:2016年2月25日