店舗リポート

「長く愛される店舗をつくりたい」。活路を拓く都心型カーコン店。

丸の内中央店
所在地 愛知県名古屋市中区丸の内1-11-14
オープン 2014年
スタッフ 3名

所長 岩中 伸行 氏

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商業の中心地にあるカーコン店


愛知県名古屋市中区。区内には愛知県庁、名古屋市役所等の行政機関が集中し、名古屋市の観光名所であるテレビ塔や百貨店等が所在する商業の中心地でもあります。

その中区の市営地下鉄「丸の内駅」から歩いて2~3分の位置に『丸の内中央店』があります。2014年1月に加盟したばかりの同店を統括する有限会社わかくさの岩中伸行所長がカーコンへの加盟経緯を話します。

「今から30数年前、中区にはSSが126店ありました。それが現在では25店舗。1/5にまで減少しています。好立地であるがゆえに、競争の激しいこのエリアで生き残るためには他とは違う工夫が必要です」

好立地にあるフルサービスSSはかつては企業の花形店舗とも賞されてきました。その期待に沿えるよう同店でも新たなサービス拡充のためにカーコンを選択したのでした。

「当店も周辺のニーズに合わせながら、さまざまなサービスを展開してきました。そして今、鈑金塗装事業としてカーコンを開始したのです」(岩中所長)
好立地であるがゆえに店舗面積をフルに活用したサービス提供の可能性を模索しています。

お客様に元気を給油する


お客様がリラックスできる空間を心掛けている。

同店は、法人契約をしているお客様も多いため、多くのおなじみさんがいます。

「私たちの会社は他の大企業と違って人事異動がありません。ですから、私も十数年この店舗に勤務しています。その間お客様も出世された方、転勤された方などもいらっしゃいます。多くのお客様を見続けてきました」(岩中所長)

長い時間をかけながら確実に人間関係を構築してきた岩中所長は元来の明るさとお客様への気配りで同店の名物店所長になっています。

「お客様には気軽にリラックスしてご来店いただきたいと思っています。そして、元気も給油して帰っていただきたい」(岩中所長)

カーコン事業も開始したことから、なじみのお客様からは「カーコンも始めたのなら、しばらくは店を辞めるつもりはないな」と言われることもあるのだとか。お客様との率直なコミュニケーションが同店の明るさを作り出しているのかもしれません。

18時になると自動点灯してライトアップされるカーコンの看板は遠目にもよく見ることができ、店のもう1つの顔となろうとしています。

長く愛される店舗を創りたい


「この周辺の企業は大企業が多いですからISOの取得も早かったし、ハイブリッドカーなどの導入にもいち早く対応していました。一足早くその次の時代がどうなっていくのかを身をもって知ることができるのは優位点と言えるでしょう」(岩中所長)

お客様の多くには代車を用意し、不足が生じた場合には同店のレンタカーを活用するなどお客様の身になったサービスを展開しています。

時代の移り変わりを認識し、お客様のニーズに鋭敏に対応してきたからこそ、20%の生き残り店になれたのでしょう。

「私の夢は、長く愛される店をつくること。今回のカーコン加盟により従来のサービスに加えて鈑金塗装のサービスを提供できることとなりました。」(岩中所長)
とやる気を見せています。官公庁がある商業の中心地に位置するカーコン店。この環境を活かしながら岩中所長がどのような店づくりを進めていくのか、今後が期待されます。



窓辺からは自分のクルマへの給油が終わったこともよく見える。

同店は男性のお客様が多い。本棚はきちんと整理してお迎えする。




取材:2014年07月17日