店舗リポート

HPの「事例紹介」実践で、新規顧客の売り上げ、
集客数とも大幅にアップ!

SANEI
所在地 愛知県名古屋市南区豊田5-17-2
オープン 2001年
スタッフ 3名

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中園清晶取締役

「事例紹介」で集客も売り上げも大幅に増加

名古屋市南区で三栄自動車が運営する「SANEI(サンエイ)」は、22年前にカーコン店をオープン。少し前までは利益の薄いディーラーなどからの下請けの仕事が8割以上を占めていて、なかなか売上が上がらない状況が続いていたそうです。「鈑金・整備のスタッフは2人だけ。どんなに頑張っても1ヶ月にこなせる量に限界があるため、当時は、一般のお客様から鈑金修理を依頼されても受けられないという悪循環の状態になっていました」と、同社の中園清晶取締役は話します。

「色々悩んでいるときに、担当アドバイザーの井岡さんから、『カーコンの4大戦略の1つである施工事例の紹介をホームページに載せると、お客様の入りがぜんぜん違いますよ』と、アドバイスされました。その時は正直言って、そんなことで本当に集客につながるのだろうかと半信半疑でしたね」と、中園取締役。
ところが、HPの事例紹介を始めてみると、すぐにお客様からレスポンスが殺到して驚いたそうです。
「以前は、新規のお客様から直接受ける鈑金の売り上げは30万〜50万円程度でした。それが、事例紹介を始めた1年後には月に145万〜160万円、多い月は300万円近く売り上げるようになりました。かつては、新規のお客様はひと月に数件来店していただければ多い方でしたが、今は15〜20倍近い件数になっています」
事例紹介の閲覧数が増えるのに比例して、問い合わせも激増していると言います。
鈑金塗装は、お客様に直接見ていただける商品があるわけではありません。事例紹介は、その鈑金の結果を明確にイメージさせるサンプル商品みたいなものだと中園取締役は話します。

ポスターやのぼりでカーコンのサービスをアピール。
店内受付カウンターには、キズ・へこみ直しのポスターやのぼり、カーコンカーリースのパンフレットなどを展開し、カーコンのサービスをアピール! 商談スペースの奥には、ブランド品買い取りビジネス「タイムレス」のコーナーが設けられています。

界を乗り越えるにはカーコン工法を極めることが必要不可欠

「一番大きいのは、施工事例を見ていただくことで、鈑金でキレイに直るのを事前にお客様が理解されるようになったことです。それによって、お客様の発注の決断がスピーディーになりました。以前は、見積もりを出したときに、お客様が本当にキレイに直るのかという不安と疑いを抱えたままなので、受注するまでにずいぶん時間がかかってしまうケースが多かったですからね。おかげでフロント業務に費やす時間がかなり短縮されました」
今もディーラーなどから下請けの依頼が多くあるそうですが、忙しくて手が回らないときは、「ちょっと待ってください」と言うことも少なくないそうです。
一方で、まだまだ乗り越えなければならない課題も多いと中園取締役は言います。
「鈑金塗装のスタッフは私を含めて2人だけなので、受注のキャパに限界があります。それを超えて収益を上げるには、2つしか方法はありません。1つはマンパワーを増やすこと。もう1つは鈑金を速くキレイに仕上げて作業の時短を図ることです。作業の時短については、速くて工法に無駄のないカーコン工法は大きな武器になります。このカーコン工法の技術を極め、作業効率を上げることで人手が足りないところをカバーしたいと考えています。そのためにも、さらなるレベルアップを目指し、マイスターショップの認定にチャレンジしていくつもりです」
中園取締役は、カーコン工法3級の保持者。今後は、2級、1級を取得し、フロントマイスターの資格も取得して、カーコンビニ倶楽部「SANEI」をカーコン工法マイスター認定ショップにしたいと考えているそうです。
「来店していただけるお客様は増えましたが、確実に受注につなげていくには、まだまだ足りない部分もあります。それを乗り越えるためにも、カーコン工法マイスターを目指す努力と、その先にあるマイスター認定ショップの称号が大いに役立つと思っています」

取締役自身でカーコン工法3級を取得。店舗のレベルアップに向けてカーコン工法マイスター認定ショップを目指しています。
中園取締役自身がカーコン工法3級を取得。カーコン工法マイスター認定ショップを目指しています。

果が出ることが分かったからには、カーコンの戦略にとことん取り組むしかない

施工事例紹介で好調の波に乗る同店は、カーコンカーリースの販売や、カーコンと提携したタイムレスのブランド品買い取りビジネスをはじめ、ヘッドライトコート、スパシャンコーティング、ドライブレコーダーの販売・取り付けなど、カーコンが打ち出しているほとんどの戦略に取り組み始めています。
「事例紹介で思った以上の結果が出ることが分かったからには、これはもう、とことんカーコンの戦略に乗っかってやるしかないという考え方に切り替えました。特に、カーコンカーリースは、お客様をつなぎとめておくツールとしても魅力的な商材だと思っています。短くても5年、長ければ11年間、ずっとこちらからお客様にアプローチできるわけですからね。新規のお客様を繋ぎ止めておくことは簡単にはできません。カーコンカーリースを始めたことで、それがやりやすくなりましたね」(中園取締役)
カーリースを望んでいるお客様にとって、最終的にクルマがもらえるカーコンカーリースは不安要素がほとんどなく、とても好評なのだそうです。
「今はスタッフが少ないため、お客様にアプローチできる時間的な余裕もなく、十分な取り組みができているとは言えない状況ですが、行く行くは人員を増やして、カーコンカーリースの販売にもっと力を入れていきたいと考えています」
カーコンの4大戦略の1つである「事例紹介」で集客も売り上げも爆上がりし、カーコンの戦略をとことん実践するしかないと決断した同店がどこまで業績を伸ばしていくのか、これからが楽しみです。

広大なピットが「事例紹介」で増えた一般のお客様からの仕事の引き受けを可能にしています。
中園清晶取締役
1階は板金塗装、整備、車検の広大なピット。HPの「事例紹介」を始めてからは、一般のお客様からの直受の仕事が8割以上を占めるようになり、売り上げも大幅に増加! 中園清晶取締役

取材:2023年4月3日